同窓会生産環境工学部会会長 大里耕司

 2021(令和3)年6月19日より島田前会長の後を受け同窓会生産環境工学部会の会長に就任いたしました。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて初めて部会総会を書面決議で行ったことを踏まえての異例のスタートとなりました。

 農工通信第99号に「退職にあたり」として寄稿しました。その中で認めたように派遣依頼のありました1府9県の同窓会支部総会・懇親会に出席させて戴いた経験は同窓会の意義をあらためて心に刻むことになりました。

 生産環境工学部会との関わりは38年あまりの勤務を通して続いており語る必要はないかと思います。しかしながら、今後の部会のあり方に思いを馳せるとき少し整理が必要と思っております。

 前述の同じ学科、研究室で過ごしたわけではないにもかかわらずそこに集まった同窓が母校での思い出をお互いに懐かしみ愉しい時間を共有する、このことこそが同窓会の同窓会たる所以かと思います。

 ただし、部会、支部総会に共通する点はその総会の後に行われてきた懇親会にそのことが反映されていることです。したがって「継続」という観点ではもっとも重要な行事といえます。

 しかしながらその前段に開催される総会は全く違う性格を有しています。どういうことかと申しますと当部会を例に、同窓会本部の役員(代議員等)を選出する、部会の会務を円滑に執り行う部会役員を選出する、会員交流のために講演会等を企画するなどを審議する場であるということです。これまでは総会に出席した方による賛同の決議を中心に進めてきました。また部会事務局は事実上在籍OB教員により運営されてきました。

 部会が同窓会の部局として定義されている上では、切り離して考えることはできないのですが、屋台骨がぐらついたのでは重要な行事も行うことが難しくなると憂慮しています。

  前置きが長くなりました。部会運営に関しては方策の検討を重ねて参ります。まずは様々な情報を数多く発信してそれらを共有して戴く,さらには皆さまからのクラス会開催など寄せられた情報を公開掲載する場として部会ウェブサイトをリニューアルいたしました。まずは、見て戴きたいと思います。

 ウェブサイトは更新をしていかないと見てもらえない側面はありますが、インターネット環境が整っていればスマートフォンも含めどこにいても閲覧可能です。また、構造上相互のやりとりはできないのですが、それに準じた情報の相互提供を通じてあらたな会員交流を図っていきたいと考えています。

 ひとりでも多くの方が当部会に関心を寄せて戴き、持続的な活動が行われることを祈念します。